コロナ育児手帳



1ページ目

コロナ君がうちに初めて来た日。
コロナ君の住処は我が家の廊下。
ここぐらいしかコロナ君がイタズラしても被害の少ない場所は無いからね。
玄関出るときに飛び出さないように玄関を簡易的に封鎖するも、やっぱり猫は物陰が好き。
どうしても玄関に置いてある折り畳み自転車の下へと行ってしまう。
仕方ないので玄関も開放。しばらく出入りには厳重注意が必要だ。
夜は夜で興奮しちゃって寝やしない。
このままだと玄関で寝てしまうので、何とかベットで寝かしつけようと孤軍奮闘した俺様。
(冬は寒いから、何とかベットが寝床だと認識させたい)
ベットにむりやり押し込み、入り口を鉄壁ガード。
やがてあきらめて寝てしまうころな君。
人間様の勝利だぜ!
ところがここからも大変。猫はちょっとの物音ですぐ起きる。
コロナ君が寝付いたらそーっと廊下を脱出。消灯。
だが困った事にコロナ君のベットはトイレのそば。
しばらく自由にトイレに行けない。(^^;
寝る前に我慢できなくなりトイレにそーっと入るも、水の流れる音でベットから飛び出すコロナ君。
ヤレヤレだぜ…。
眠い目をこすって再び寝かしつける俺様。
もう2回も寝たから、ここが暖かい気持ちいいところだってわかったろ?
明日は自分でベット入ってくれよー。






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コロナ君が家に来て2日目の日記より。
俺様起床。若干寝不足気味で頭痛がする。(−−;
俺様がトイレに行くとコロナ君はすでにベットから出て俺様を見上げていた。
ちゃんとベットで寝たんかな〜。(苦悩)
朝ゴハンを入れてあげると、警戒無くバクバク食べた。
昨日よりは俺様に慣れたみたいだな。
食事後は遊びたくなったのか、俺様の腕を登って肩の上へ。
俺様は猫タワーじゃないっつーの。(^O^;
おろそうと手を差し伸べると、遊んでくれるんだと思って手をガブガブ。
昨日もさんざん傷をつけられたが、新しい生傷が増えた…。
まあ赤ちゃんのうちは仕方なし。(-_-メ)
このまま遊んでいると会社に遅刻するので、用意をして玄関脱出。
ドアの向こうで「ニャーン」と鳴かれた。
後ろ髪ひかれまくり。






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コロナ君もだいぶ慣れてきたみたいで、色々なところに飛び乗るようになった。
イタズラ出来ないように工夫したバリケードとかも飛び越えるしさ〜。(^^;
最近は俺様の足にかじりつくだけでなく、飛びついて体をよじ登るようになった。(笑)
俺様は『風の谷のナウシカ』じゃねぇぞっ!






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コロナ君の住処は我が家の廊下だ。廊下には寝室、リビング、トイレ、玄関へと通じており、
出入りするときにコロナ君が抜け出さない注意が必要だ。
(玄関は特に困るので、バリケードを設置)
で、最近気づいたのだが、俺様がリビングから廊下に来るときは避けてくれるが、
廊下からリビングに戻ろうとすると入ろうとする。
たぶん「もっと遊んでよー」って事なんだろうな。(*^_^*)
でもダメなもんはダメ。
足で廊下へ押し込んで禁止区域に入場させない俺様。






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コロナ君はだいぶ知恵をつけてきた。
俺様がリビングに戻ろうとすると、手前開きのドアの前に座り込み抗議。
これじゃあドアが開けないではないか。(-_-メ)
反戦デモかよっ!
だが人間様の知恵を甘くみるなよ、コロナ。
いつもコロナ君が遊んでいる鈴の鳴るボール。これを廊下の反対側へ「えいっ!」
猫の習性で追いかけるコロナ君。
その間にリビングへと帰る俺様。
勝った。猫との知恵比べに勝ったぜヒューーーッ!
だけど廊下を移動するたびにこの知恵比べは正直しんどい…。(−−;






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知恵比べが効かなくなってきた。
猫も“飽きる”という事があるらしい。
もはや鈴のオモチャを転がしてもガン無視だ。
そしてリビングにサッと入ると物陰に入り込んでこちらを観察している。
そこより廊下の方が快適だろ…。(−−;






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今日家に帰ったら衝撃の出来事が!
廊下から続く寝室と洋室の扉が少しだけ開いていた!
朝ねぼけて俺様が半開きにしてしまっていたのか…。
それだったらいいが、コロナ君が自分で開けたなら問題である。
取っ手に飛びついて開けたのかなぁ…。
寝室の扉にはカギはかからないし、いない間に侵入されたくないぜ…。
対策会議を開かねば。






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猫は柑橘系果物の匂いが嫌いらしい。
夏みかんみたいな匂いのする“猫避けスプレー”というのを買ってきた。
これを侵入して欲しくない場所の入り口に散布。
だが・・・。
コロナ君は普通に近づいてくるし、平気で通過する。(^O^;
(ハイ、スプレー捨てたー)






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今日は猫が侵入できなくなるという“猫避けボード”を買ってきた。
プラスチックで出来たもので、トゲトゲがついている。
柔らかいプラスチックなので踏んでも痛くないが、猫は嫌がるのだとか。
これを玄関のドア前に設置。
…。
…。
…。
設置した次の瞬間にトゲトゲを上手く避けてその上を歩くコロナ君であった…。






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コロナ君はたまに片目をショボショボ動かす事がある。
いつもじゃない。1週間のうちでそれを見掛けるのは2〜3回。
まあただのクセだろうと思っていたが、カミさんが心配になったらしく、
動物病院で別の検査のときに軽い気持ちで先生に伝えたら、目薬を処方された。
(ちなみにそのときやった眼球検査で異常はみられなかった)
それで4000円ぐらいふっとんだ。
このままだと動物病院貧乏になる気がする…。(−−;
(早いとこ保険入らないとなー)






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朝起きて廊下へ行くとやはり寝室の前にコロナ君が待っていた。
俺様の朝は、コロナ君に朝ごはんをあげる事から始まる。
それにしても猫って腹時計が正確なんだなー。
いつも同じ時間に待ってるし、時間が過ぎるとドアに体当たりして叩き起こそうとする。
だが今日は心配事が一つあった。
コロナ君にごはんをあげて、俺様はトイレで用足し。
するとトイレの前の玄関でコロナ君が普段あげない声を上げた。
「あゆばぎあ〜」
ドキッとした。
もう少しで人間の言葉を話しそうなそれ。
ニャーのニャの字も言ってない。
確実に「あゆばぎあ」って言ってる。
もしかして突然変異でミュータント化したのかと思った。(^^;
俺様がトイレから出ると、いつも足に絡み付いてくるのに見当たらない。
おかしいな?と探してみると、玄関の影になっているところでなにやらペチャペチャ音がする。
覗き込むと、コロナ君がゲロを吐いていた!!(゚Д゚)
しかもそのゲロ食ってる!!!(゚д゚;)
俺様がオロオロしている間にコロナ君はゲロ完食。[;´Д`]
しばらく様子を見ていたが、元気に飛びついてくるので一安心して会社へ出掛ける俺様。
昨日の夜、ニャーニャー泣くから、いつもはあげない時間に夜食をあげたのが良くなかったのかな?
変な病気じゃなきゃいいけど…。






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2月22日の今日は猫の日らしいぞ。
だから何をするかっていうわけでもないが。

コロナ君の噛みぐせがひどくなってきた。
以前はツメにさえ注意すればそれほど大きなキズになる事は無かったが、最近はキバがひどい。
手に噛み付いてきたあとに、力を込めてコリッとやる。
「痛いっ!!」と突き放そうとしようもんなら、キバが横滑りし、傷はもっとヒドくなるのだ。


動物病院の先生によると、子猫は乳歯が生え変わる頃は歯自体がむず痒くなり、
人やモノを噛みやすくなるのだそうだ。
大人の歯がはえたら本当にこのクセが無くなってくれればいいけどな。(−−;
先日、実家から送られてきたみかんを食べながらひらめいた。
まてよ、猫は柑橘系の匂いが嫌いだって言ってたな。
このみかん臭い手でコロナと遊んだら、噛み付いてこないのではないか?
思い立ったら吉日で、さっそく実験開始。
噛み付こうと飛びついてくるも、クンクンと匂いを嗅ぐだけで噛み付かない!
あげくには手を伸ばすと逃げるようになった!
実験は成功だ!!!
これを覚えさせれば手には飛びついてこないぞ!!!!

次の日。
普通に手をかじられた…。(==;;






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コロナ君に関して一番困っていること。
それは「食べられないものまで食べてしまうこと」である。
住んでいるマンションの契約で、ペットを飼う場合はマットなどを敷かなくてはならない。
フローリングのままペットが歩くと、カツカツと下の階に響くらしいのだ。
そこで俺様は、コロナ君の居住スペースにジョイント式のマットを敷いた。


最初のうちは問題が起こらなかったのだが、
いつの頃からかコロナ君、
ジョイントの部分をオヤツがわりに千切って食べるようになった。( ̄□ ̄;)
最初のうちは遊びでやってるんだろうと思ったが、
ジョイントの破片がウンチやゲロの中に混ざっていた事で判明したのである。(涙)

躾ければ食べなくなるって?
猫は現行犯でないと叱ってもわからない。
オヤツは人間が寝ているときや外出したときに食べているようなので、
現行犯逮捕は無理なのだ。(涙々)

仕方ないから、ジョイント接合部をガムテープで補強するといった手段を講じているのだが、
最近はそのガムテープを噛んで引っ張ってまでオヤツを食べているようだ…。
大人になるとわかるのかな〜。
食べられないものを食べるのは生物としてダメだって。(爆)






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コロナ君の居住スペースに移動するときは、いつも厚手のジャンパーを着る。
なぜなら、コロナ君はすきあらば人間の体を駆け登り、肩の上に乗ろうとするからだ。
この前、油断してTシャツで廊下に出たら、コロナ君がムササビジャンプ!
するどいツメを立てて俺様の体を駆け上がる。
「ギャアアアアアーーーーーッッッ!!!」






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カミさんが本で調べたところによると、
猫が悪さをしたときに怒っても効かないときは、
「あ」などの短い言葉を低い声で言ってその場を立ち去ればいいとのこと。
我が家ではさっそくそれを実行している。
コロナ君が噛んだりしたときは、
夫婦揃って「あ、あ、あ、あ、あ」と低い声で連呼しながら退散。
呆然とするコロナ君。
第三者が見たら“宇宙人に占領された町の人々”だな。(^_^;






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今日の朝。
駅のホームで電車を待つ。
これから出社だ。
すると靴の中に異物感。
靴を脱いで靴下を覗くと靴下がウグイス色に汚れている。
こ…これは…!
靴の中にコロナのウンチが転がっている!!(゚Д゚)
そうこうしているうちに電車が来る。
会社までの40分以上の道のり。
靴の中でウンチを踏み踏みしながら通勤した俺様だった。[;´Д`]
会社について濡れテッシュでゴシゴシやったが色は落ちず。
おまけにしばらく臭った。
・゚・(´Д⊂ヽ・゚・






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ネットにupされている動画で“猫と一緒にフロに入っている”のを見た。
どうすればそんな事が出来るのだろう?
まず全裸でコロナ君を抱き抱えようものならば、死を覚悟せねばなるまい。
運がよくても、体中がバッファローマンのようになるだろう。



体に触るだけで牙を剥くコロナ君だから、
それにプラスしてお湯に入れようもんなら、ツメ&キバをフル可動させて暴れるだろうな。
全身から血が噴き出した俺様は、痛みのあまりに手を放してしまい、
あわれコロナ君は水没していくだろう…。
…フロは無理っと。 (._.) φ






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昨日、コロナ君にプレゼントをあげた。
猫用のキャットタワーだ。



猫は高いところが好き。また、隠れられる穴なども好きだ。
家の中にそういった場所が無い場合に設置するのがキャットタワーである。
このキャットタワー、しかも玩具つき。
写真でもわかると思うが、タワー頂上部にモコモコしたボールがぶらさがっている。
これがつながっているのはゴムで、咥えて引っ張ってもボヨーンと戻ってしまう。
猫にとってはこれが面白い。
設置すると案の定、ころな君はモコモコに夢中。
これで家に人間がいないときでも自分で遊べるし、
俺様の体をよじ登ろうとする事も減るだろう。
よしよし。

…そして次の日の朝。
モコモコは根元から千切れて転がっているのだった…(T_T)
1日で陥落って…。
対猫実験してるのかッ!
クーリングオフしたろかッ!






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会社でのこと。
一気に仕事が手につかなくなった事件発生。
俺様はジーンズの尻ポケットに小銭を入れている。
そこから小銭を取り出そうと、手を入れたとき激痛が走った。
見ると左手薬指のツメと皮膚の間に鋭利なトゲが深くまで刺さっているではないかっ!!
見覚えがあるぞ!これはコロナ君のツメだぁーーっ!!!
素早くツメを引っこ抜くも、ジンジンとした痛みが継続。
そう言えば中国では昔同じような拷問があったらしいな。
トイレで水で冷やすも痛みは変わらず。
なんたる災難…。(T_T)
ツメの後始末には注意が必要だ。






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猫のツメはおそらく汚い。
自分のウンチをトイレの中でカキカキするので、当然だろう。
コロナ君も家猫とはいえ例外ではない。
最近で一番困るのはそのツメだ。
コロナ君が飛びついてきたりして、体にツメが刺さる。
小さい頃は引っ掻き傷が出来るだけだったが、最近ではさらに深刻。
ツメが刺さったところがプックリと脹れる。
蚊に刺されたようにだ。
これが蚊同様に痒いんだわ。
やられたらすぐに洗浄するようにしてるけど、ダメージはデカい。
最近は襲いかかってきそうになったら抜群のインサイドワークでツメから回避出来るようになったから、
そんなには困ってないけどな。ツメも定期的に切ってるし。






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コロナ君は生まれてすぐにウチに来た猫。
おそらくは自分の親猫や兄弟猫をチラ見したぐらいで、
およそ他の猫の存在を知らずに育っている。
だからだろうか?
コロナ君は猫らしくない。

今日はトイレの砂の交換日。
砂は1ヵ月で新しいものと交換する。そのさいにトイレの汚れた箇所もついでに掃除。
それを朝のゴハン時に行う。ゴハンを食べているときならあまり邪魔しに来ないからだ。
猫の場合、自分の臭いがついていないトイレだと、そこでしなくなってしまう事もあるらしい。
猫は神経質なのだ。
なので砂交換後はドキドキだ。
砂の臭いも違うし、前の汚物も拭き取られている。
もしこれでトイレで無い場所で脱糞されたら最悪だ。
今日は気になるのかゴハンの途中で何度も様子を見に来る。
俺様がトイレを拭いているときも中に入ったり、クンクン色々なところの臭いを嗅いだりしている。
「俺様のトイレをなにしやがるっ!」とでも思っているのか?
コロナの妨害をなんとか切り抜けて、やっと砂交換が完了。
さっそくコロナ君はトイレの様子を見にやってくる。
ボトボトボト…
さっそく脱糞。
猫って神経質なんだよね…。
トイレの様子が気になったんじゃなくて、ウンチしたかっただけか!(^^;






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猫用の玩具って色々ある。
まあ猫用だから、猫がいじっても大丈夫なように出来ているはず。
だがコロナ君には通用しない。
例えば、ねずみの形をした起き上がりこぼしのような玩具がウチにはあった。
猫が爪で引っ掻いても起き上がってくる優れもの。
しばらくコロナ君も楽しく遊んでいたのだが、ある朝…



皮が剥がされた無残な姿に…(−_−;

お前はプレデターかっ!






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なんだかこの育児手帳では受難ばっかり書いているので、
「猫を飼ったことは失敗か?」と思われそうだが、決してそんな事はない。
かなり癒されている。
俺様が廊下へ続くガラス扉に顔を出すと、コロナ君がまっすぐな目でこちらを見上げている。
ジッと動かずまんまるの目で見つめられるとキューンとなるぜ。

さらに廊下へ出て俺様が胡坐をかいて座っていると、
しばらく様子を伺ったあとに組んだ足の上に乗ってくる。
そこに座り込んで毛づくろいをしたりしてリラックスしてくれる。
時間が経つと腹を見せて大の字になったりして完全無防備体勢になる。
この状態で俺様はDSなどで遊んでのんびりするのがお気に入り。
ふと気付くと組んだ足の間に潜り込み、
俺様のキンタマクラで寝ようとするコロナ君だった。(^_^;






24ページ目
最近はコロナ君の事をコロニャンと呼んでいる。
語呂がいいからだ。
まあ、猫の耳に届く分には『コロナ』も『コロニャン』も大差ないであろう。
そんなコロニャンだが、困った事が一つ。
俺様が寝た後にニャーニャー泣き出して、最終的には寝室の扉を開けて耳元で「ニャー」。
カワイイ事はカワイイのだが、それを早朝の5時半とかにやられるからたまったもんじゃない。
うちの扉はレバー式のドアノブをひねって奥側に開けるタイプ。
コロニャンがドアノブに飛びついて体重をかければそのまま開いてしまう。
これを何とか防ぐために策略を練った。
壁側にフックを設置し、ドアノブとフックの間を固定すればいい。
これならコロニャンが飛びついてドアが開いても、そのまま開く事は無い。
俺様はそこに太めのゴムを引っ掛けてみた。
すると次の日の早朝。
「ニャー」
コロニャン、見事にゴムを引きちぎっていた。(^^;
これはいかんと、次はビニール紐をグルグル巻きにしてドアを固定した。
雑誌などをまとめるときに使う強い紐だ。
次の日の早朝。
「ニャー」
紐は繊維がチリチリに解されてしまっていた。
すっかり寝不足になった俺様は、最終手段として鎖を購入。
今はこの状態で安眠が保たれている。



だが、寝室に入るのが面倒臭い俺様だった。(−−;






25ページ目
コロニャンのベットは、フワフワの材質で出来ていて屋根までついていた。



冬はさぞかし気持ちいいだろう。
ところが、いつの頃からか、コロニャンはそのベッドの屋根で寝るのが好きになった。



それ自体は構わないが、フワフワの素材である。
コロニャンが大きくなるにつれて、その重みに耐え切れなくなる。
そしてとうとう落城。



何度設置し直しても崩壊させるので、
とうとうベットの屋根は取り外されるに至ったのだった。






26ページ目
コロニャンがうちに来てから10ヵ月あまりが経とうとしている。
猫の成長は凄まじい。
「子猫が好き」なんて言う人がよくいるが、子猫の期間なんてアッという間だぜ。
子猫と呼べるぐらい小さかったのは最初の2ヵ月ぐらいだ。
コロニャンがどれだけ大きくなったかの比較写真はコチラ。

↓↓↓






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コロニャンがたびたび玄関から出ようとするので、玄関に柵を設置する事にした。



これで恐る恐る扉を開けなくてもすんだ分で、コロニャンが困った行動を起こすようになった。
玄関を出入りするには、柵を開け閉めしなければならないのだが、
そのときにコロニャンは、
「ここから先は通さないぞ!」
とばかりに、柵の前でゴロゴロ寝転んで邪魔するようになったのだ。(^^;



まあ、この仕草に関しては大変カワイイのだが、急いでいるときなどは困る。
朝遅刻しそうなときなどは
「頼む…どいてくれコロニャン!」
と土下座する俺様であった。



28ページ目
最近になっての変化。
コロニャンは俺様が手で触そうとするとその手を噛んでくる。
ガブガブガブ…。



噛めば噛むほど興奮するようで、
「ニャー!ニャー!ウニャァァァァァァッッッ!!」と叫びながら噛む。
小さい頃のように牙が鋭利なわけではないので、それで傷になる事はないのだがやはり痛い。
また、かわいいからといってそのまま噛ませ続けると、
噛むのが悪い事だと思わなくなってしまう。
そこで俺様は噛んできたときにする事がある。
噛んできたら「ワンッ!」と吠えるのだ。低くて大きい声で。
するとコロニャンは噛むのをやめて反省したように離れてジッとするのだ。






29ページ目
猫は“ツンデレ”だとよく言うが、コロニャンは“デレデレ”だ。
俺様が帰宅し玄関の前に立つと、すでに扉の向こうからニャーニャー聞こえてくる。
中に入るとケージのむこうでウロウロウロウロ、
ちょっとケージに手をかけるとよじ登って俺様の手をフンフンフンフン。
そしてケージを乗り越えて靴を脱ごうとすると、
俺様の足に抱きついてくるのだ。
なんたるデレデレ。
ここまではいいのだが…。
俺様の足を抱え込んだコロニャンは、俺様の足でツメトギを始めるのだ!
ガリガリガリ!!ニャーーーッ!!
「にぎゃーーーーーっ!!」
ツメはジーパンを突き破り、直接俺様の皮膚へと食い込むのだった…。

やっぱり“ツンデレ”?






30ページ目
もう真夏と呼んでもいいだろう。
暑い日が続く。
コロニャンの居住区である廊下も暑い。
廊下に敷いてある絨毯が唯一途切れているのがトイレの前。
その隙間だけはフローリングが覗いている。
そこが冷たくて気持ちいいのか、コロニャンはフローリングに腹をつけて居座る事が多い。
トイレに行くときは強制退去を命じるしかない。



だが問題なのはトイレを出るとき。
トイレのドアは廊下側に開くのでコロニャンが居座っていると出られない!
その場合はドアの隙間から「頼む!どいてくれ、お願いだ…」と説得交渉を続けるしかないのだ。(--;)



31ページ目
ついこの前まで元気過ぎるぐらい暴れまわっていたコロニャン。



生き生きとした目で「遊べにゃー」と飛びついてきたコロニャン。
でも今は、そんな元気な姿を見る事は出来ない…。
コロニャンが…。
コロニャンが…。
去勢されてしまった。



患部を舐めないようにガードをつけられ、あちこちにぶつかりまわるコロニャン。
ジャンプしても足を滑らせて顔から落ちるコロニャン。
ガードが邪魔で自分で水やゴハンを食べられないコロニャン。
鳴き声も弱弱しく、下を向いてジッとしている事が多くなったコロニャン。
不憫過ぎる。(T_T)
ガードが取れるまで1週間。
何とか元気を取り戻してくれよ、コロニャン。(涙)



32ページ目
夏頃からコロニャンに起こった不幸。
それは皮膚病であった。
ノドのところがとても痒いらしく、爪でボリボリ掻いているうちにハゲあがってしまった。
そればかりでなく、露出した地肌をボリボリ掻くから、皮膚がめくれて血だらけ。
包帯とかそういうものをすると猫は気にして取ってしまうので回復を待つしかない。
出来る事と言ったらツメをコンスタントに切ってあげる事ぐらい。



だが患部は悪化。最初は親指ぐらいだった患部が最終的には首全体まで及んでしまった。(T_T)
医者でもらった飲み薬も効かない様子だ。
1ヵ月ほどして再び医者に見せたら「これはヒドイですね」と言われるほどに…。
今度はさらに強いアレルギー用の薬をもらう。
そして「食べてるエサにアレルギーを起こしてるのかも知れない」と、治療用のエサを購入。
さらにツメで掻いても大丈夫なように、アロンアルファでプロテクターを装着。
そうして2ヵ月ほどで患部は小さくなっていったのだった。
だがまだ完全に塞がっているわけじゃないから、専用食に少しずつ食材を混ぜて、
コロニャンがどの食材にアレルギーを起こしたのか調べる段階に入っている。
ノラ猫見てるとかなり逞しく生きているように見えるけど、意外とデリケートなんだな〜。(××)



33ページ目
前回、「専用食に少しずつ食材を混ぜて、コロニャンがどの食材にアレルギーを起こしたのか調べる段階」と書いたが、
やってみると意外に大変である。
ドクターからは「それを食べて痒みが出ているかどうか日記をつけて欲しい」と言われているが、
猫って別にアレルギーじゃなくても体を掻くじゃん?
通常の猫の行動なのかアレルギーによるものなのか、素人が判断するのはムズいぜドクター。
オマケにカリカリに混ぜた肉がよっぽど美味いのか、メシが近くなるとコロニャンが暴れるようになった。
ニャーニャー鳴き続けて、それでも反応が無いと廊下を全力疾走してリビングヘ通じる扉を駆け上る。
振り向くと扉のガラスに一瞬こちらへアピールするコロニャンのドヤ顔が・・。
明け方に寝室のカンヌキを体当たりで外して入ってきた事もあったな。
「エサくれニャー」って。

そんなコロニャンだが、アレルギーが終息してきた時点で、
御祝いに猫用の屋根付きベッドを買ってあげた。



以前のベットはコロニャンが崩壊させたので今はクッションの上で寝ている。
でも猫は暗くて狭いところが好き。屋根つきは喜ぶだろうと。
セール品で980円で売ってたから。
安い買い物である。

で、最初は嬉しそうに中に入って寝ていたコロニャン。



だが、3日後。
コロニャンによってベッドの底をコロニャンが食い破ってお釈迦。
猫用の商品なのに3日で破壊されるってなんなの…。
高い買い物であった。(××)



34ページ目
夏になると毛が抜ける時期だ。
普段より余計の痒いのか、ツメでボリボリ掻きだす。
特に喉の下が一番痒いらしく、以前と同じように皮膚を掻き破ってしまった。
痛々しく血が滲むコロニャン。
そこで応急処置としてエリザベスカラーをつけることにした。



これで物理的に爪は喉へと届かなくなる。
1週間ほどすると傷口はふさがり、その上に毛も生えてきた。
だが、夏の間はこれでこのまま我慢してもらう。
痒いだろうが辛抱してくれコロニャン。

たまに手で顔をマッサージしてやる事にした。
それがあまりに気持ちいいのか、今ではコロニャンに近づくたびに「掻いてくれ!」とアピールしてくる。
無視して通り過ぎると「信じられねぇ・・」というふうに目を見開いて「ニャ・・ニャ〜・・」と弱々しく鳴く。
こんなに媚びる猫もなかなかいないと思われる。(^^;
コロニャンには不幸なことだがメチャクチャかわいい。






35ページ目
今朝の7時半頃。
玄関から「ガタガタガタンッ!」という大きな音がして起床。
コロニャンが玄関脇の靴箱をひっくり返していた。
それだけならまだしも、
その靴箱に入っていたスニーカーの靴紐を食べている!
しかも片方の紐は完食!!
さらにもう一足の靴紐を食べ始めているではないか!
そんなに腹減ってんの!?
昨日も深夜3時頃にあげたじゃん!

ちなみに数週間前は、布製のネズミのオモチャを見てない間に丸呑みするという事件も起きている。
こいつの胃袋は宇宙だぜ・・。
野良猫じゃなくて良かったな。






36ページ目
今日、仕事終わりで家に帰ったら廊下が血だらけだった!
何かのサスペンスの始まりだろうか!?
するとコロニャンが弱々しい声で近づいてくる。
「ニャ・・ニャァァァ・・・」
みると首元に広がっていたコロニャンのカサブタが全て取れて真っ赤な肉肌が露出している。
以前、コロニャンは喉元を掻き壊す癖がついていたのはご承知の通り。
そこはエリザベスカラーで掻かせないようにして完治したのだが、
今回はエリザベスをつけても後ろ足の爪で届いてしまう前足の付け根あたり。
最初は服を着せて患部を覆っていたのだが、段々と服の脱ぎ方を覚えてきて、
しまいには着せた次の日には必ず脱げているようになった。
それでもようやく患部がカサブタで塞がったていた昨今。
そして今日の大惨事。
コロニャンが弱々しい声をしているところを見ると、
掻き毟り過ぎてズキズキジンジンしているに違いないのだ。
もうこうなったら最終手段を使うしかない。



完成!完全合体スーパーコロニャン!!
服を2枚重ねで着せた上でエリザベスカラーという完全体。
そして激しく不貞腐れるコロニャン。
カワイソウだが、傷が塞がるまでは耐えてくれ・・。



37ページ目
久しぶりのコロナ日記である。
なんてことは無い。
コロナも比較的落ち着いた大人になって、それほど日記に書く事も無くなっていたのだ。
そう言えば引っ越しのときの事を書いて無かったのでここに記しておく。
俺様は2年前に都内から埼玉へと引っ越した。
そのときのコロニャンの様子。
まず引っ越し業者が荷物を次々と運び出す間、
風呂場や寝室などにコロニャンを対比させておく。
普段とは違う様子に不安そうにウロウロするコロニャン。
何もなくなった寝室がホコリだらけだったので、
掃除機をオン。
するとその音にビックリして
「ニャァァァァーーーッッ!!!」と金切り声を上げてカーテンをよじ登るコロニャンw
物凄い速さだった。火事場のクソ力だw
全ての荷物がトラックに積まれ引っ越し先へ出発。
俺様達はタクシーでコロニャンを連れて現場へ向かう。
猫用キャリーバックはもう小さくなっていて、コロニャンを中に入れるのは困難だった。
コロニャンが嫌がって4本の足で全力拒否するのだ。
そこで作戦を考えた。猫はダンボールが好きである。
そこで小さな窓をいくつか開けたダンボールの中にコロニャンを入れて、
入り口をガムテープでロック。これなら持ち運びやすいし。
そこからタクシーへGo。
移動中、か細い声を「にゃぁぁぁ・・にゃぁぁぁ・・」と鳴き続ける。
コロニャンは暴れん坊だけど実は気が弱い(^^;
引っ越し屋さんが荷物を全て運び込んだのは夕方過ぎ。
それまでダンボールの中で鳴き続けるコロニャン。
半日ぶりに開放されるコロニャン。
新しいコロニャンのアジトとなる廊下をクンクンと嗅ぎまわる。
猫は家につくというから慣れなかったら困るなぁ〜と思っていたけど、
すぐにリラックスし始めるコロニャン。お気楽な猫で良かったw
前のマンションよりもコロニャンが歩きまわれるスペースが広くなったので、
ストレスもそれほどかからないだろう。



てなわけで、今では悠々自適に暮らしている。
エリザベスカラーは外れないものの、もはや体の一部のように振舞っているぜ。
一番の困り事は新居の壁をあちこちツメでガリガリすること。
2年経って壁紙破れまくり(T_T)







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